はじめに
この度、当社のサーバー環境をラクサバからヘテムルに移行することになりました。移行の大きな理由は、ラクサバのサービス終了に伴うものですが、同時に、社内でのファイル共有をよりスムーズにするために、WebDAVという機能に注目したことも大きな要因です。
なぜヘテムルを選んだのか?
数あるレンタルサーバーの中からヘテムルを選んだ理由はいくつかあります。
- WebDAVに対応: 社内で最も重視していたWebDAVが利用できる点が決め手となりました。WebDAVは、ネットワーク上のファイルやディレクトリを、ローカルディスク上のファイルやディレクトリと同様に扱うことができるプロトコルです。これにより、社内の様々なデバイスから、まるで自分のパソコンのファイルを開くように、サーバー上のファイルにアクセスできるようになります。
- 安定性と信頼性: ヘテムルは、長年にわたり多くのユーザーに利用されており、その安定性と信頼性は折り紙付きです。
- 豊富な機能: WebDAV以外にも、MySQLデータベース、PHP、Perlなど、Webサイト制作に必要な機能が充実しています。
- 日本語サポート: 日本語でのサポート体制が充実しているため、何か問題が発生した場合でも安心して相談できます。

WebDAVのメリット
WebDAVを導入することで、以下のようなメリットが期待できます。
- ファイル共有の効率化: 部署間の情報共有や、プロジェクトチームでのファイルのやり取りがスムーズに行えます。
- リアルタイムな共同編集: 複数のユーザーが同時に同じファイルに対して編集を行うことができます。
- バージョン管理: ファイルの過去のバージョンを保存しておくことができるため、誤ってファイルを削除してしまった場合でも復元が可能です。
- デバイスを選ばないアクセス: PCだけでなく、スマートフォンやタブレットからもアクセスできるため、場所を選ばずに作業を行うことができます。
社内での活用イメージ
WebDAVを導入することで、以下のような具体的な活用が期待できます。
- 設計図などの共有: 設計部門では、CADデータなどの大容量ファイルをWebDAV経由で共有し、複数のメンバーで同時に確認することができます。
- 企画書の作成: 企画書の作成において、複数のメンバーが同時に文章や図を作成し、リアルタイムに共有することができます。
- 画像データの共有: 写真家やデザイナーは、高画質な画像データをWebDAVにアップロードし、クライアントと共有することができます。
まとめ
ラクサバからヘテムルへの移行は、単なるサーバーの移転にとどまらず、社内の働き方改革につながる大きな一歩となるはずです。WebDAVを活用することで、ファイル共有の効率化が図られ、生産性の向上に貢献できると考えています。
今後の展望
今回の移行を機に、社内のIT環境をさらに改善し、社員がより快適に仕事に取り組めるような環境づくりを進めていきたいと考えています。
コメント